とは言いつつ、
基本的に現在のメインPCをお下がりにして、ダウンクロックして使う予定なので、それを念頭にいれて構成を考えていく。
新PCを買うタイミングで予備のパーツと一緒に交換ということになろう。
で、現在のメインPC
CPUの性能的には申し分ない、あとはダウンクロックでどの程度消費電力を抑えられるか。
VT-dはついてないけど、まぁなんとかなるでしょう。
ドライブについては、マザー付属でSATA3.0が2つ、2.0が4つ。
速度を考えて、3.0はSSDで埋めてしまいたい。
が、マザー付属のポートでRAID-Zを組んでおきたいというのもあるので、
今の構成を引き継ぐなら、5ポートはHDDで埋まってしまう。
SSDを2つ積んで、片方をシステムに、もう片方をZFSのキャッシュと仮想マシンの本体置き場にする案もあり。
どのみち、SATAポートが足りないので、拡張カードを買って差すことになる。
潰したファイルサーバと、今のメインPCのHDDで3TBのHDDが5つになるので、
こっちでもRAID-Zを組んでおきたい。
そうすると、互い違いにRAID-Zの容量を拡張してやれるので使い勝手がよくなる。
となると最大構成で、HDD10台、SSD2台、の12ポートのSATAが必要になり、
そうすると、安い拡張カード2枚が必要になる計算。
8ポートとか16ポートのお高いのはお高いので……
ただ、安いのは認識の問題が……
最近のFreeBSDは、拡張カード経由のHDDもadaで認識するようなので、
おそらくataidleでHDDの停止ができるはずで、
たぶん、消費電力は現行に多少+αする程度で収まるはず。
いずれ来る2.5 or 5GbpsのLANのためにPCI-Eのスロットを一つ開けておきたいので、
拡張カードは計3枚、PCI-Eのスロットの空きなし、ギリギリである。
ただ、ハードが出たとしても、FreeBSDのドライバ待ちになるので、すぐには買わないか。
OSはZFSを使う関係でFreeBSDを使いたいけど、仮想環境を整えるので、bhyveを使えるGUIが欲しい。
長らくCUIで使ってきたけど、そろそろ観念してgnomeかKDE入れることになりそう。
LinuxならGUIで全部やれるので簡単なのだけれど、FreeBSDだしなぁ…
この辺りは先に環境構築方法を確立しておきたい。
で、サーバを役割事に分担させるので、メモリ3GBのFreeBSDゲストを3~4台使うとして、
12GB、これに加えてZFSに10GB程度食わせて、残りをホストに割り当てる。
sambaの共有を仮想側で持たせるか、ホスト側で持たせるかは検討しなければならないけど、
速度が出ることが必須条件なので、ホストに持たせたほうが良いような気がする。
ホストだと、cronで仮想マシンのHDDイメージをコピーして、zfsのスナップショットをとる運用ができるので。
で、ここまで夢想して、それがいつ実現できるかという話になると雲行きが怪しくなってくる。
まず、リプレースするためにはメインPCを更新する必要があるわけでして、それには、
・AMDのZENのデスクトップ版の性能を見極めたい。
・マルチギガビット対応の有線LANを搭載したマザーボードがいつ出るか?
・性能的には今のメインPCのままでも特に不自由していない。
という、条件をクリアしていく必要がある。
特に2点目はあと2~3年は出ないんじゃないかと思うので、道は果てしなく長い。
まぁ、こういうのは検討してる時が一番ワクワクするものなのだ。
かっこよくタイトルつけてみても、その実、
寝てる間に電源が落ちて二度と入らない状態になった、というだけなのだけれど。
あれこれ試して、これは電源ユニットの故障だと結論。
予備の電源は持ってないし、調べた感じだとどうもちょっと変わった電源らしい。
というわけで、MicroServerからHDDとSSDを引っこ抜き、ファイルサーバ(予備)に移植して急場をしのぐ。
zfsのおかげで、ディスクの移植はスムーズに進んだのに気をよくして、
ついでに、FreeBSD11にアップデートして、portsメインからpkgメインに構成を変更。
NICが変わったのでそのあたりの調整と、ついでにsambaも4.4にバージョンアップ。
こういう作業を、まとめてやるから後で切り分けできずに悩むことになるんだけども、
まぁ、それはそれ。
TDP15Wの石から、TDP45Wの石へ変えたので、消費電力と必要な性能を考えて、
ダウンクロックと電圧下げの調整、に失敗して、漬物石になってしまったので、
CMOSクリアの方法を求めてWebを探してメーカーとチップの型番でマザーの見当つけて、
ジャンパの位置を確認。
しかる後試行錯誤。
全ドライブ稼働した状態で54Wの消費電力なら、まぁ、こんなものだろうか。
無理すれば、あと2台くらい積めそうなので、
元の予備機に積んでいた3TBを4つ使ってRAIDZを組むのもよいかと思ったのだけれど、
拡張カード越しにataidleに対応してくれていないと、消費電力が+20Wくらいになるんで、
今回は見送ることにした。
ともあれ、なんとかHDDを7台とSSD1台の新サーバをでっちあげて、
いま、こうして夜明けの日記を書いている。
気になると眠れないし、気にしまくって作業したら半端な時間になるしでどうしようもないな…
きっかけは、糞重いWordPressが早くなるという話を見かけたから。
ビルドは一見問題なく完了したように見えたのだけれど、WordPressにアクセスさせると、
以下のメッセージが表示される。
——-
「お使いのサーバーの PHP では WordPress に必要な MySQL 拡張を利用できないようです」
——-
mysqlモジュールは使えなくなったので、まぁ、当然といえば当然の結果。
pdoモジュールではアクセスしてくれないようで、mysqliに切り替える必要があるらしい。
下の一文を書いて、再度ビルド。
–with-mysqli=/usr/local/bin/mysql_config
結果、無事にWordPressが動いてくれることを確認。
ただ、php.iniについては、php5.2くらいの頃から継ぎ足し継ぎ足しで記載していて、
そろそろメンテナンスをするべき時期に来ている。
せっかくのGWなので、一日くらいかけて、綺麗に書き直すのもありかもしれない。
サーバの環境一新するかと思って、DBをPostgreSQL9.5、MySQL5.7にバージョン上げたのは良かったのだけれど、apr-utlのビルドでdbd_mysqlが作られなかったり、phpのビルドをしようとしたら
↓こんなメッセージがでて./configureで止まったり。
ちょろっと調べたところ、ここの記述に行きついた。
簡単に言うと、
libmysqlclient_rは5.7からは消えてるので、mysql_configの-libs_rはもうやめた方がいいんでないの?-libsに置き換えようや。
という話らしい。
原因が解ってしまえばいくらでも対処ができるわけで、phpのソース漁って -libs_r と libmysqlclient_r から _r を取っ払ってビルドした。
シンボリックリンク張る方法もあったのだけれど、解として美しくない気がしたのでそっちはパス。
ともあれ、これでひとまず一件落着。
今まではSSDにシステム入れて、3TBのHDD4台でRAIDZを組んでいたのだけれど、
組んだ当初は無限にあるかと思われた容量は日ごと目減りし、残り容量が100GBちょいになってしまった。
というわけで、12月に入ってから少しずつ構造を変える準備をしていたのだけれど、
ようやく組み終わったので記録の意味でBlogにも残しておくことにする。
まず、SATAの増設カードを購入。
この増設カードにSSDをつないで、MicroServerで持っているSATAポートは5台ともHDDに回す。
次に、5インチベイにHDDとSSDを両方載せるために、取り付け金具と、
5インチベイのHDDは冷却が弱くなるのを補うために6cmのファンを取り付ける。
6cmのファンは上手く収まるかと思ったのだけれど、背が高すぎたため、斜めにして取り付け。
本当なら、少し削って当てる風量を増やした方がよかったのだけれど、smartctlで見た感じでは、
十分に冷えてる模様。
後はHDDをWD60EZRZ-RT を5台揃えて、RAIDZの組み直し。
とはいえ、7TBのデータを退避させた後でRAIDZを組まなくてはならないので、
まず、6TBのHDD2台をデータ退避用に別PCに乗せてデータの退避。
6TB×3と3TB×2でRAIDZを組み、別PCに乗せたデータをRAIDZに書き戻し、
別PCの6TB×2をひとつずつ、zpool replace を使ってRAIDZの3TBのHDDと交換。
zpool set autoexpand=on を忘れずに。
途中、zpool の作成でデバイス名間違えてしまって作業を最初からやり直す羽目になったものの、
おおむね、こんな感じで作業を完了。
最後に購入した物品のAmazonリンクを張って記録終わり。