そういうものに遭遇した。
職場で作業がなかったので、自机の整理をしていたのだけれど、
その中に古いカップ麺を発見した。

当時の記憶を再現するに、徹夜が多かったんでおおかた夜食用にでも買っていたのだろう。
とりあえず、4年ほど前の物らしい。
日本の技術の粋を集めた10年持つとか言ってたカップヌードルって数年で駄目になったりしたんだっけ?
というどうでも良い記憶が頭をよぎる。

とりあえず、確保して帰宅。
で、あけてみたんだが……
なんか、麺からシンナーみたいな揮発性のいかにも体によろしくない匂いがする。
かやくが干からびて完全に変色している。

お湯をかけ待つこと三分。
もしかしたら案外食べられるんじゃないかとふたを開けたその先には……
変わらず怪しい匂いを発する形容しがたい物体が鎮座していた。
とりあえず、麺をすすってみる……すっぱい?
さらになんか苦い後味が。
具をつまんでみる、味がしない。が、匂いが食べ物のそれではない。
スープ……は飲めなかった。
ここまでくると、体が全力で拒否信号を発しているのがわかる。

で、躊躇しているうちに時間がたち、麺はふやけ、さらによくわからないものにグレードアップ。
この時点で廃棄を決定した。

やっぱ、消費期限って大事だな。
納豆や豆腐を一週間遅らせた程度なら大丈夫だが、年単位のものには魔物が潜む。

そして、きちんと食べる機会があればそれなりにおいしかったであろうカップ麺に合掌。

2009/10/09:コメントなしろじ

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